2011年2月1日火曜日

ワラビ


山菜の中でワラビが一番ポピュラーで扱いやすいのではないでしょうか。
昨今の山菜採りブームもまず初めにわらびありでは?
簡単に見つけられて、茹でれば翌日には食卓に。
春を待ちかねて山に入る私たち夫婦は、ありがたーく山の恵みを頂いています。

そして無駄にすることなく、保存もしています。
いろんな方に聞くとやり方はさまざま。
生のまま塩漬けする方、さっと湯がく方、ぜんまいのように干す方、ほか色々。
何がベストかは人それぞれなのでしょうね。

ある割烹のご主人に聞くと業務用のフリーザーで瞬間冷凍されるそう。
普通の家庭のでは-20~30度にしかならないので、水分が出てゆっくり固まるので、戻した時にはぐにゃっとして食感が今一です。
私のやり方のを見てもらったら、少し褒めてもらったので保存法をご紹介します。


ワラビには紫がかった色と緑っぽい色のものがあります。
どうしても保存する場合は紫色がかったものの方が変色せずに保存されます。
採れる地域によって味も違い、やはり奥山のほうが太く柔らかいように思います。
もちろん出始めは1番ですね。 


保存法

①下漬け
まずさっと熱湯をくぐらせて水にとり、冷めたら硬い部分や穂先を取り除きます。
この方が量も減りますし、塩も余分に使わずにすみます。
たっぷりの塩をまぶして重しをかけ、2~3日おいて水を出します。

②本漬け
2度目はもっとたっぷりの塩をまぶして、
私はタッパーウエアの深い容器に入れて保存しています。
この時一把づつかけていたひもなどをとり除いたほうが、
中のワラビにも塩が行き届きますし、綺麗に保存できます。

※補足
容器の中で顔を出さない程度の最初の塩水をいれることと、
タッパーの完全密閉容器であることが条件のようです。
それで無い場合は、やはり昔のように重い重しをかけ、
涼しい場所での保管が必要では?
そうするとベタっとなり、また色も少し悪くなるように思います。 

下漬け たっぷり水があがります
白く見えてるのはたっぷりの塩
本漬け 浮かないように軽く重石かお皿でも


容器について

最初の下漬けはどんな容器でもO.K。
本漬けの容器は私はタッパーウエア社のしっかりした密封容器を使っています。
この容器でない場合はしっかりとした重石が必要かと思います。
いずれにしてもワラビが塩水から顔を出さない程度に浸かっている事が肝心です。


戻し方

①塩を洗い流し、大きな鍋にたっぷりの水とともに入れて湯がきます。
煮立ってきたら、好みの硬さで火を止め水を加えながら冷やしていきます。

②適当な長さで切って何度か水を替えて塩気を抜きます。
あとは、煮物、煮びたし、何にでもつかえます。

写真では映りが悪く色が茶色に見えますが、実際はもっと紫っぽく新鮮な色なんですよ。
煮びたしにしますと食感も色もそれはすばらしいのです。


桶から出して水洗いしたもの
茹でて戻したもの
ふっくらとなり色も写真では暗く写ってますが、もっと綺麗です