2010年1月1日金曜日

太公望(上・中・下)

宮城谷昌光 著



内容(「BOOK」データベースより)

羌という遊牧の民の幼い集団が殺戮をのがれて生きのびた。年かさの少年は炎の中で、父と一族の復讐をちかう。商王を殺す―。それはこの時代、だれひとり思念にさえうかばぬ企てであった。少年の名は「望」、のちに商王朝を廃滅にみちびいた男である。中国古代にあって不滅の光芒をはなつこの人物を描きだす歴史叙事詩の傑作。



感想

長い歴史と広大な土地の中国、スケールの大きな作品です。
それも紀元前の物語、中国四千年というけど実に長い歴史を持ったすごい国なのですね。今、長い病床にある友人の薦めで読み始めました。
結末が今ひとつふ~んと言う感じで終わりましたが、国が栄えるのも滅びるのも上に立つ者の叡知と度量にかかっている、何千年とその繰り返しで現在に至っているが、人間はまだ学習出来ていない。