2010年1月1日金曜日

大地の子

山崎豊子 著



内容(「BOOK」データベースより)
陸一心は敗戦直後に祖父と母を喪い、娘とは生き別れになった日本人戦争孤児である。日本人であるがゆえに、彼は文化大革命のリンチを受け、内蒙古の労働改造所に送られて、スパイの罪状で十五年の刑を宣告された。使役の日々の中で一心が思い起こすのは、養父・陸徳志の温情と、重病の自分を助けた看護婦・江月梅のことだった。



感想

NHKでもドラマ化され知らない人はないでしょう。
普通原作とのあまりの違いにがっかりすることが多いのに、良く出来てたなあという印象を持ちました。
それにしてもこの作者の取材力とエネルギーにはもう感心するしかないですね。
主人公の中国での生き様はあまりにもつらく、読んでいてこれほど心が入った作品は無いです。