2010年10月1日金曜日

紫陽花リース(2010年)


今年は長雨に始まり、猛暑がずっと続き、やっと秋の風がと思う頃は熊騒ぎ・・・。
お陰で秋の初めにアジサイ採りに行っても、例年のような色合いでは残っていず、少し寂しい感じ。
そこにいつものアケビ採りのついでのつるの採集も、熊が出るとあって藪には怖くて入れずじまい。
いつものサンキライの赤い実が沢山ある場所でも、全く実は見当たらず、どこへ行っても今年は全くの不作。
蔓も実も無しという事で、今年は昨年のリースを使用してほんの少しだけ作り、終わりにしました。
寂しい年となりました。






2010年1月1日金曜日

壬生義士伝(上・下)

浅田次郎 著



内容(「BOOK」データベースより)


小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がたどり着いた。貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎であった。“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても、飢えた者には握り飯を施す男。元新選組隊士や教え子が語る非業の隊士の生涯。浅田文学の金字塔。



感想

私は久しぶりに泣きながら本を読んだ。
浅田次郎の巧い話の構成にわかっていながらも泣いた。
きっと東北南部藩にゆかりのある方はもっと心に響いたのではと思います。
南部藩の足軽の侍が何故新撰組に入り、どうやって死んだか・・・。
何人かの語りで話は続けられていく、実に巧い語り口で楽しめた本です。





プリズンホテル(夏・秋・冬・春)

浅田次郎 著



内容(「BOOK」データベースより)

極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。招待されたそのホテルはなんと任侠団体専用。人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ―。熱血ホテルマン、天才シェフ、心中志願の一家…不思議な宿につどう奇妙な人々がくりひろげる、笑いと涙のスペシャル・ツアーへようこそ。



感想

天切り松 闇がたり」「きんぴか」こういう極道シリーズと、「蒼穹の昴」「鉄道員(ぽっぽや)」「見知らぬ妻へ」などの作品とのギャップが実に愉快。
本を読みながら一人でくすくす笑うという絵図は他人から見るとへんなやつ!とみえるかもしれないが、この作家のは声を出して笑ってしまう。
どちらのタイプの本も好きな作家の一人で、田辺聖子の姥シリーズなどと同じ、語り口がぽんぽんと軽快。





奪取

新保祐一 著



内容(「BOOK」データベースより)

一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫ったが…。日本推理作家協会賞と山本周五郎賞をW受賞した、涙と笑いの傑作長編サスペンス。



感想

この作家の「ホワイトアウト」を読んでこれは楽しいと、次々読んでみましたが、今ひとつで中ではこの「奪取」が偽札を作っていく過程など実に細かく興味深く楽しめました。



絹の変容

篠田節子 著



内容(「BOOK」データベースより)

レーザーディスクのように輝く絹織物―。偶然、不思議な糸を吐く野蚕を発見した長谷康貴は、その魅力に憑かれ、バイオ・テクノロジー技術者・有田芳乃の協力で、蚕を繁殖させようとする。事業は成功したように見えたが、意外なパニックがまき起こる…。ミステリータッチの本格SF。第3回小説すばる新人賞受賞作品。



感想

思い出してもこわくて気持ち悪いんですが、この方はこういう作品の方が面白い。
あと「神鳥」などもホラー作品ですね。




親鸞とその時代

平雅行 著



内容(「BOOK」データベースより)

苦悩する女性・民衆はいかにして親鸞に救われたか?日本中世史の第一人者が究めた全く新しい待望の親鸞論。



感想

宗教は苦手な私ですが、この作者の親鸞やこの時代の宗教の捉え方が実にわかりやすく、面白い。
苦悩する女性・民衆はいかにして親鸞に救われたか?とありますが、歴史的背景などと良い勉強になりました。




悲しくて明るい場所

曽野綾子 著



内容(「BOOK」データベースより)

常にベストではなく、ベターに生きる考え方―。だから人生はおもしろい、という視点から語る心のエッセイ24章。



感想

私はこの本を読んでとても気が楽になりました。
今落ち込んでる方是非読んでみてください。
五木寛之の「生きるヒント」などと同じく心の持ちようを示唆しています。